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地域再生の方策と山鹿における具現化を考える地域再生フォーラムin山鹿≠ェ19日、山鹿市の八千代座であり、前国土交通副大臣の岩井國臣参議院議員らが講演した。
山鹿市管工事業協同組合(有働建蔵理事長)が創立30周年記念行事として企画したもので、鹿本地域振興局との共催。山鹿市民のほか東京、北海道からの参加もあり、地域住民による自らのまちづくりを考えた。 |
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フォーラムをまえに有働理事長は「情報通信の高度化に伴い山鹿市にいながらにして全国の方と対話をすることができる。全国の考えを地域に取り入れ、共に行動できる時代になっている。今日のフォーラムが地域再生活動の一助となれば」とあいさつ。
情報システムコンサルタントの桃知利男氏は『地域再生のトポロジー』と題して基調講演。白黒社会で合理性ばかりが叫ばれている日本の現状に疑問を呈し「合理化・効率化だけでは何も産まれないし、楽しくない。文化や芸術などの非合理性こそが地域を再生するカギだ」と強調した。
特別講演では岩井議員が「景観10年、景色100年、風土1000年と言われるが、まず山鹿の風土が何かを考え、土地のリズム、感性を大事にすることが再生に繋がる。地域全体を劇場に見立て、人と人との心の文化を大切にしてほしい」と地域再生プログラムを作成するうえでの方向性を示し、「21世紀は共生の時代」とまとめた。
パネルディスカッションでは、内田安弘・鹿本地域振興局次長をコーディネーターに、両氏と中嶋憲正・山鹿市長、本田雅晴・山鹿商工会議所副会頭、砂子邦弘・空知建設業協会広報IT委員長が討論。「現存する資源を生かすことが大事。情報システムを構築し発信したい」(中嶋市長)、「八千代座や豊前街道などの非日常性が大事」(本田副会頭)、「地域とともに生き抜かないと建設業は成り立たない」(砂子委員長)、「既成概念に縛られていては何も出来ない」(桃知氏)、「地域通貨をキーワードに全員参加によるまちづくりを」(岩井氏)―とそれぞれの立場から地域再生のカギを探った。 |
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