30周年記念し地域再生フォーラム
融和≠ニ継続≠ナ組合運営
山鹿市管工事業協同組合 理事長 有働建蔵氏


有働建蔵氏

 創立30周年を迎えた山鹿市管工事業協同組合。記念行事として、鹿本地域振興局との共催で「地域再生フォーラムin山鹿」を八千代座で開く。同組合の有働理事長(距L働設備代表取締役)に、これまでの組合活動やフォーラムの趣旨などを聞いた。


―フォーラムを企画したきっかけは
 5年程前から組合でIT化に取り組むなか、桃知先生のIT勉強会グループ『桃熊会』と出会った。先生のITに取り組む姿勢や、人間的魅力に共鳴し「山鹿でも勉強会を」と申し出て八千代座を案内した時「こんなすばらしい会場で私一人はもったいない。親交ある国土交通副大臣(当時)の岩井先生と一緒に、シンポジウムを開いたらどうか」と提案され、今回に至った。

―組合活動と地域再生への取り組みは
 1月の市町村合併に伴い組合員を募集し、旧4町5社、旧山鹿市3社を迎え入れ21社になった。これを機に、一人でも多くの方に地域再生と町づくりに関心を持ってもらうため、情報通信の高度化で可能となったネットワークを使い、全国の仲間と共に取り組みたい。継続こそ力なり≠フ精神で。

―地域再生とITにどんな関わりが
 本当の意味で山鹿市がひとつになるには、いろんな問題をクリアしなければならない。問題をこじらせるのは、個々の思惑≠ニ感情=B将来のために何がベストなのかを真剣に討議し意見を言える山鹿市になればと願っている。
 その手段のひとつが、桃知先生が言われる「IT社会が市民と行政にどのように関わって行くのか」。IT社会と言うのは、人と人をつなぐ重要な媒体となりり、人間味ある社会になること。先生の講演でヒントをつかみ、山鹿市がいち早く問題に取り組んでもらう事を期待したい。

―組合でもIT化を進めていると
 ノート型パソコンを全員準備し、勉強会を重ねた。社員も含めての取り組みだった。おかげで現在、組合の連絡は、ほとんどがメール。会議前の議題なども事前にメールでそれぞれの考えをまとめて一斉送信し、メール会議を行っている。事前にそれぞれの意見が解り、当日の会議時間も短縮し大変助かっている。今後も組織の充実を図り、組合員に利益をもたらす、魅力ある管工事組合になるよう、理事一同努力したい。融和≠モットーに。

―2年目を迎えた青年部活動は
 現在10人で活発に活動している。我々に無い若さがあり親組合としても、大変助かっている。次代の会社を支える彼らにとって、青年部で融和を持って活動することは、今後の会社経営等に大変有意義だ。お互いが刺激になり良い関係を築いていきたい。

―フォーラムの成功を祈っています
 本業以外の取組みで大変な労力だが、これをやり遂げることで、組合員間の絆がさらに強くなっているのではないか。食べるためや自分の欲望を満たすために働くのは当然のこと。しかし、自分とお客様が共に喜ぶことができる仕事に出会うとき、それまでの苦しみも消えていくのではないか。「このフォーラムが地域再生の一役を担う」と信じ、苦しみが喜びに変わるよう動いている。九州・山口各県や、東京、北海道からも参加があると聞いている。山鹿の地にたくさんの方が来て頂けるのだから、最高のおもてなしが出来るよう、頑張りたい。
                         【地域再生フォーラムの記事を読む
2005.11.14掲載

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