熊本都市建設業協会
会長 森山澄江氏
社業が安心して継続できる環境を
熊本都市建設業協会の新会長に森山澄江氏(大政建設代表取締役)が就任した。横の繋がりや絆を大事にして「社業が安心して継続できる環境づくり」に力を入れる。
――就任の抱負を
先行き不透明な時代なので、舵取りに重圧を感じているが、良いところは継承し、時代の激しい変化にも対応しながら、会員企業の皆さんの社業が安心して継続できる環境を作っていけるよう頑張りたい。
――会員企業の抱える課題は
特に土木は天候に左右され、働き方改革や法令遵守に苦労されていると思う。発注機関からは、i―ConstructionやDXなど求められるものが多い。加えて資材の高騰・不足という不安もある。県発注工事は少なく、ランクによっては地域を跨げず実績づくりに苦労されている。課題は多く会社経営の足かせになっている部分もある。
――解決策は
働き方改革については、産業ごとの特徴や多様性などを組織の声として訴えていく。ICT等は業者間の取り組みに差があると感じている。私は地域建設業新未来研究会に所属しているので、全国の先鋭的な取り組みを会員と共有したい。在籍している熊本経済同友会では、渋滞による生産性低下を問題視し、渋滞解消を要望している。経済界の一員としてもきちんと役目を果たしていきたい。
――熊本市とワーキンググループを設置されています
技術的なことにも私たちの意見を取り入れられ、一緒に取り組む空気を大事にしていただいているので、本当にありがたい。建設産業振興プランも策定に向け動き始めたと感じており、ベクトルを合わせる意味でも早期実現に期待している。
入札契約については、例えば、積算力が評価される仕組みや、予定価格の事後公表試行など、応札意欲が湧く仕組みの検討も必要ではないかと思っている。
――若者・女性の入職促進について
今は男性も家庭でとても大事に育てられている。例えば男性にも快適トイレは必要で、母親の目線で現場環境を整えていくのは大事。工業高校で土木を学ぶ女子生徒は1校1人か2人ほど。リスキリングしたり、人生の途中で建設業を目指したくなったりしても業界に飛び込めるような仕組みづくりも必要かなと。
重機試乗等のイベントで行列をつくってくれた沢山の子ども達は、大きくなってどの道に進んだのだろうと思う。重機大好きが、そのまま大人になって、好きが将来の仕事や夢に繋がるよう、私たちも努力をしていかないといけない。
――会員へのメッセージを
協会に気軽に来て雑談をするのが楽しいとか、まず横の繋がりや絆を大事にしていける協会でありたいと思っている。小さな相談事でも聞かせていただき、協会の活動方針に繋げていきたい。 |