熊本県建設業協会青年部
会長 有田康弘氏
繋がり強め、次の10年へ
設立30周年を迎えた熊本県建設業協会青年部。節目の年に開催された先の総会では、新会長に有田康弘氏(不動組代表取締役)を選出した。感染症をはじめ、社会情勢が刻一刻と変化するなか、これからの青年部活動はどうあるべきなのか。舵取りを任された有田会長は「これまでの歴史を振り返り、次の10年に繋げていかなければならない。モットーの笑顔≠ナ会員を引っ張っていく」と先を見据える。
――就任の抱負を
イメージアップ事業を核とし、特に小中学生への働きかけを強化することで、保護者や地域の方々の意識改革を推し進めていく。発信方法についても、インスタグラムやティックトック、インフルエンサー等の活用を検討している。
運営にあたっては、会員間の繋がりをより一層強め、青年部らしいハツラツとした活動を行えるよう、全員参加型の定例会推進など対話の場を増やしていきたい。
――青年部が抱える課題と打開策は
一番の課題は会員数の維持。会員の協力あってこその活動であることは言うまでもなく、何をするにしても根幹を支えるのは人だ。
3年後に約20人もの卒業を控えるなか、昨年度に上益城支部、今年度は熊本支部で青年部が立ち上がった。非常に心強い存在であるとともに、会員拡大等の課題解決に向けて、連携強化を図っていく。
――設立30周年を迎えました
まだ具体的なことは決まっていないが、記念式典や記念事業の開催、記念誌の発行等を計画しており、特別設置した30周年委員会を中心に、会員一丸となって取り組んでいく。
大きな節目にこれまでの歴史や活動を振り返ることは、現役の会員にとって非常に意義のあることだ。10年後の青年部がどうあるべきか、記念事業等を通して今一度見つめ直していきたい。
――会員へのメッセージを
就任時にも伝えたが、私のモットーである笑顔≠ナもって皆様を主導していきたい。私達が笑顔で活動すれば、周りに楽しい雰囲気を感じ取ってもらうことができ、ひいては建設業全体のイメージアップに繋がってくる。
そのためにも、青年部の枠にとらわれない形で、各会員の繋がりを強めていく必要がある。活動を通して得る経験や繋がりは必ず自分の糧になる。各種事業への積極的な参加を期待したい。 |