熊本県建設業協会玉名支部 第12代青年部長に就任
中島貴之氏
地域に必要とされる建設業
熊本県建設業協会玉名支部青年部は5月の通常総会で、新部長に中島貴之氏(信和建設代表取締役・長洲町)を選出した。
玉名青年部は、県内でもいち早く献血など社会貢献活動に取り組み、様々な事業展開を築き上げ、来年創立30周年を迎える。第12代青年部長に就任した中島氏に抱負や今後の取り組み等を聞いた。
――就任の抱負を
総会は、書面決議だけで挨拶も無く、就任の実感が湧かなかったが、青年部設立29年を迎え、これだけの長い歴史を築いてきた先輩方の礎をきちんとした形で残し、次の時代に適した姿・形で繋げていかなければならない。その責任の重さを徐々に感じている。
親会あっての青年部。
青年部らしく精一杯、親会をサポートし、30周年の節目となる任期を会員一丸となって全うしていきたい。
――課題とその施策は
会員数の減少。現在、玉名青年部は11社。卒業していく者ばかりで新規入会が少なく、会員一同で会員数拡大に努めているが、成果に繋がっていない。今後40年、50年と存続していくためにも、より一層働きかけていく。
30周年に向け、実行委員会を立ち上げた。来年開催予定の式典や懇親会の準備等ばかりではなく、これからの`青年部のあり方aを協議していくつもりだ。
担い手不足も課題。若者は都会を目指すが、地方には地方の良さがある。高校生への進路説明会ガイダンスのほか、地域に必要とされる取り組みや貢献を続け、中学生や小学生らが建設業で働きたいと思えるよう活動していきたい。
――新型コロナによる影響などは
今月には、親会と共に開催している「魚の稚魚放流」地域貢献活動を滑石海岸で実施する予定だが、毎年のように幼稚園児を招くのは難しい。また、17日には、玉名地域振興局で「献血」活動を行うが、3密にならない配慮など苦労しそうだ。
コロナの収束次第だが、例年実施している玉名地域振興局との意見交換会・勉強会は、ぜひ開催したい。発注者・受注者から様々な深い意見があり、我々建設業の技術アップに繋がっている。 |