(社)熊本県建設業協会建築部会
会長 冨田 潤一 氏
11月15日に「建物施工見学会」
一般公開し、県民に部会PR
(社)熊本県建設業協会建築部会(冨田潤一会長)の今年度新規事業で、会員の施工中現場を広く一般公開する「建物施工見学会」が11月15日(日)に県内6カ所で開かれる。これまで会員相互の技術研鑽のための研修会はあったが、対外的に公開するのは初めて。冨田会長は「会員がどのような仕事をし、どのような建築物をつくっているか県民に広く知って頂きたい」と多くの来場を呼びかけている。開催の目的や概要を聞いた。
――なぜ一般者向けの見学会に着目を
市町村をはじめ行政関係は陳情活動などを通して部会をよく知って頂いているが、社会一般の知名度はまだまだ低い。
部会では、昨年度から役員が新体制となり、新しい建築部会のあり方を模索する中で、地域のため、人々のために役立つ建築部会≠ニいうキーワードがある。継続実施している高齢者等家屋補修や道路清掃、献血、緊急防災隊などのボランティア活動も企業の社会貢献として大事なことだが、「もっと他に役立つことはないか」「我々の仕事を広く一般に見てもらうのは何か」を考えた結果、今回の事業に乗り出すことを決めた。
――具体的な内容は
会員企業8社が熊本市と八代市で計6現場を提供、公開する。現場は、学校改築の公共工事をはじめ、賃貸マンション、モデル住宅、個人住宅などの民間工事までと幅広い。
対象者を限定せず、建築の知識がない一般者でも当日は現場担当者がいるので、来場者に建物構造などを興味深くうかがってもらい、建築への親しみをもって頂ければと思う。
――開催前の意気込みを
魅力ある建築部会を創造していくためにも、見学会を切り口に地域の輪を広げ、営業活動を展開し、部会をどんどんPRしていきたい。
また、今回の開催は、お客様(施主)と設計事務所のご理解とご協力がなければ実現しなかったこと。大変感謝している。
【見学会に関する問い合わせ先】
熊本県建設業協会建築部会事務局(熊本市九品寺4ノ6ノ4建設会館4階、電話096・364・2122)。各会場の内容や詳細地図、公開時間等は、部会ホームページにも掲載しており、検索エンジンに『熊本県建築部会』と入力しアクセスできる。 |