熊本県ビルリフォーム協同組合新理事長に就任した
誠産業(株) 代表取締役 遠山誠也氏
「自然体でやるということが私の生き方かな」。頑張っている時も人から頑張っていると思われたくなく、つい自然なポーズをとってしまう。穏和に語る表情に人柄がにじみ出る。
2月24日の熊本県ビルリフォーム協同組合通常総会で新理事長に就任。今年度は会員が10数社増え、組合もさらに活性化した。「今後は役所へのPR活動と、技術講習会を積極的にやっていきたい」と意欲をみせる。
熊本高校を卒業後、早稲田大学第一商学部に入学。大学卒業後、東京で土木資材関係の会社に就職した後、昭和52年に地元熊本市に帰り、会社(誠産業)を設立した。
最初は、土木資材の販売業が主体だったが、当時、ゴミ捨て場の防水に着目。将来の地下水汚染を懸念し、役所にゴミ捨て場の防水対策の必要性を訴えたが受け入れてもらえなかった。しかし、時代とともに環境への関心が高まり、ゴミ捨て場の地下水汚染が社会問題化した。新聞等でも取り上げられたこともあり、役所から早急に防水対策を依頼された。
「その頃、他社はそのようなことはやっていなかったので、かなりの仕事をやらせていただいた。それがなかったら生き残れていなかったでしょうね」。
外壁改修は、どこかに属しているという分野ではなく、左官、防水、塗装のそれぞれ技術を持ち寄ってやる新しい分野だと主張する。「外壁改修を、役所によっては防水または塗装の分野として扱っているが、いずれは『外壁業』という全く新しい分野の職種≠ニして認めてもらいたい」と強く訴える。
趣味はゴルフ。腕前はハンディ6。休日、暇があれば友人とコースを回る。昭和20年生まれの60歳。熊本市清水東町在住。 |