「現場に足を運ぶことが大切」
東 麻里子さん (株)千代田工業(熊本市)


(株)千代田工業・東 麻里子さん 「実際に仕事をして分かったことは意外に数式を使うところ。地質のことだけでなく、土木地質的には数学や物理が密接に関わってくるし、土壌汚染などでは化学の知識も必要になる。地球に携わる者はオールマイティでなければいけない」。昨年3月、技術士の応用理学部門を取得した。
 父親がオペレーターとしてこの業界に携わっていたため、小さい頃からどういった仕事なのかは理解していた。大学で理学部を専攻し、土木地質と住民生活との関わりを学ぶ。就職の際も「なにか手に職を」と、学んだことを活かせるこの世界に飛び込んだ。
 最初の仕事は、県熊本土木事務所発注の急傾斜地の踏査。何をすればいいのか分からず、ひたすら先輩の後ろをついてまわり、仕事を見て覚えた。「夏の暑い日で、とてもきつかったですね」と、当時を思い出す。
 今では技術部調査課主任として、概査から調査ボーリング、土質の数値計算、報告書作成など業務全般を精力的にこなす。
 現場に足を運ぶこと≠大切にする。「行くたびに分かることがあるんですよ。初歩的なことですが、常に心に刻んでいます」。特に急傾斜地などは直接命に関わる現場。自ら調査したところは施工中も出向くようにしている。「工事関係者が気付かないようなちょっとした危険を見つけて、助言できればいいかなと」。女性ならではの心遣いがうかがえる。
 いろんな土地で地元の人と触れあえるのも魅力の一つ。以前、与論島に報告書を届けに行ったとき、島の人たちが「遠くまでわざわざ来てくれたの」と喜んでもらえたことが、今でも強く印象に残っている。
 「地質調査は想像力豊かな仕事。想定通りの結果を得られたときが一番嬉しいですね」と目を輝かせた。
2011.09.08掲載

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