「身構えず自然体で=v
狩集彩子さん  (株)こざき(熊本市)


(株)こざき・狩集彩子さん 小学3年生の頃、自宅の新築現場を父親と毎日のように見に行った。「家が出来上がっていく様子が、すごく楽しくて。今でも鮮明に覚えています」。この時、思った。「将来は大工さんになりたい」。
 高校は商業科に進んだものの、一般の事務職として働く自分の姿が想像できない。卒業後、専門学校でCADを学び8年前に入社した。
 会社では、マンションや住宅の改修・リフォームなどの図面作成や現場管理を担当する。言うまでもなく、周りの職人達はほぼ全員が男性。父親より年上の人に指示を出さなければならない時も。「最初の頃は、なんだか怖くて戸惑うことばかり。自分の考えをうまく伝えることが出来るようになるまで、3年程かかりました」と回想する。
 「笑顔を絶やさず、相手にいやな思いをさせない」を心がけ、日々仕事に励む。特に言葉遣いや物事の頼み方には気を配るそうだ。「職人さんは経験が豊富で、色々なことをご存じです。教えて頂く機会も多いですから」。このような謙虚な姿勢からか現場でも、彩ちゃん、彩ちゃん≠ニ呼ばれる人気者だ。
 建設業を目指す女性には、こうアドバイスする。「身構えずに自然体がいいと思う。男性には負けたくないと片意地を張れば、逆に辛いことが増えるのでは」。 女性ならではのメリットも教えてくれた。改修やリフォーム工事の打ち合わせは通常、住居内で行われる。このため、奥さんが一人で在宅するケースが多い平日の昼間は敬遠されがち。「私の場合『女性だから安心。何でも話せる』んだそうです」。
 「ヘルメット姿で現場を指揮する様は格好いいですよ」と古ア希世子常務。「よく頑張って成長してくれました。結婚しても続けてほしい」との言葉に対し、「予定はありません。まだまだお世話になります」と苦笑いした。
2011.08.04掲載

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