「伝統木構法≠極めたい」
白浜 美奈子さん  (有)FU設計(熊本市)


(有)FU設計・白浜美奈子さん 家づくりに興味を持ったのは小学生の時。熊本初の共同組合方式で建てるコーポラティブハウスに両親が入居を決め、自身も計画に参加した。「家をつくることは大変だけど楽しいこと」。そんな思いから建築士の仕事に就いた。
 持っている資格は2級建築士。将来的には1級建築士取得も視野に入れているが、伝統木構法の勉強会に参加したことで、建築士としてやりたいことが見えてきた。
 木造住宅は、木と木の接合部に筋交いや金物を使って建てるのが一般的だが、伝統木構法は接合金物などの使用を控え、木と木を組んで建てる。「構造についても高い強度が得られることに興味が湧きました」。
 当然、建築許可に至るまでの過程には、実験結果を基に構造計算し、強度を実証するなどの高いハードルがある。「将来的には、伝統木構法を取り入れた住宅を自分でも設計できるようになりたい。そのためにはまだまだ勉強が足りません」。
 仕事の一番の魅力について「いろいろな人と会って話ができること」だという。現場では、施主、左官、大工―など様々な人達が関わり合っていて、それぞれが真剣そのもの。色々な考え方を持った人たちと話すことで、学ぶべき事も見えてくる。判らないことがあれば自ら積極的に聞くように心がけ、現場でのコミュニケーションは怠らない。
 「家を造るということは施主さんの人生に関わること。施主、設計、施工業者の3者が、手を取り合って、本当に良かったといえる家づくりが理想」。
 白浜さんの伝統木構法への取り組みは、まだ始ったばかり。柔らかな木の温もりに、やさしさがプラスされる時、伝統木構法に新たな息吹が生まれるかもしれない。
2007.04.30掲載

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