熊本県コンクリート製品工業組合・
熊本県道路用コンクリート製品協同組合
  理事長 岸川 健太郎氏
 プレキャスト化率アップを目指す


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 5月に行われた通常総会で、2組合の新理事長に岸川健太郎氏(不二高圧コンクリート且ミ長)が就任した。若い発想と行動力で、コンクリート製品業界の地位向上を目指す。岸川氏に今後の取り組みなどを聞いた。



――歴史の長い組合だと聞くが
 工業組合が31年、協同組合が27年。工業組合では県内のコンクリート2次製品の製造・品質管理、協同組合では販売業務に努めてきた。
 今後も各社の色々な知恵、長年のキャリア、良さを活かし、信頼と融和≠モットーに、組合員相互の関係を更に強固なものにしていきたい。

――それぞれ、どのような活動を
 工業組合は、県の協力を得て、共同検査・監査方式で各商品を検査している。「検査済み合格証明書」を発行し、技術的信頼関係も出来上がっている。今後も、技術的な部分をもっと深めていきたい。
 協同組合では、建設業界と共存共栄していくために、需給のバランスを調整し、適正価格での販売に努めている。

――コンクリート製品業界の現状は
 欧米のプレキャスト化率は25―30%だが、日本はまだ約13%。いかに製品業界が弱く、提案力がないかということ。
 品質管理されたコンクリート製品を使うことで、工期を短縮でき、トータルコストの削減につながる。そういった面をPRしていき、プレキャスト化率を15%、20%とアップしていきたい。

――そのための具体的な取り組みは
 現場打ちされている構造物をプレキャスト化した製品に持っていきたい。組合に設置している技術委員会で、新商品を研究・開発し、組合の商品として、発注者や建設業界に提案していく。
 商品を増やしていかないと、組合活動も停滞してしまう。色々なアイデアを出し、開発していきたい。組合員の力を結集すれば、クリアしていけると思っている。
2009.06.25掲載

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