菊池川河川事務所長に就任した
上江川良治氏
意思疎通図り地域業者大切に



 「普段は非常に穏やかで田園風景にマッチしたいい川でしょう」。入省以来、九州内の多くの河川事業に携わり、流域の特性で異なる川の顔を観てきた目が、菊池川をそう表現する。菊池川流域は、温泉をはじめとする観光と農業の振興に川が大きく寄与してきた。「過去の出水をふまえた山鹿市域の築堤により市街部の安全度が高まり、竜門ダム完成後は菊池台地に安定的な用水を供給し収益性の高い農業経営が可能となった。ダムフェスタもダムがあるがゆえの地域振興だ」。社会資本のストック効果をアピールするともに、NPO法人など多くの団体と連携し、川づくりを通して、まちづくりや地域の活性化を支援する。
 近年では、福岡の矢部川、大分の花月川などが氾濫した時、建設業者の力を借りて夜を徹した緊急復旧作業に当たった。 「何か起きた時に一番先に現場に駆け付けるのは地域建設業者の皆さん。無くてはならない存在だ」。 平成24年の九州北部豪雨災害対応で一時予算増はあったが、27年度は23年度の水準に戻った。 「地域に不可欠な建設業者が健全に発展・存続してほしい」という思いと、「事業量の安定的確保」という現実の間に苛まれる。 「日頃から意思疎通を図り、業界の方を大切にしていきたい」と理解を求める。
 鹿児島県薩摩川内市に妻と愛犬コロを残し、前任地の緑川ダム管理所長時から続けて県内での単身赴任となった。美里町のダム管理所には熊本市東区の官舎から通勤していたが、今は事務所近くの官舎。 「山鹿は日本酒が美味いし、まちなみが素晴らしい」と、時間が増えた分は、専らぶらっと一人で出かけて酒をたしなむ。 今後は「古墳が沢山あるんで古墳巡りをしようかな。自転車か原付に乗って」と休日の計画を練る。昭和31年生まれ。
2015.6.11掲載

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