(社)熊本県ビルメンテナンス協会の新会長に就任した
(株)第一ビルサービス社長 林田勇治氏
「技術力、品質、実績などで評価を」



林田勇治氏 「照れ屋で表に出るのが苦手。どちらかというと縁の下の力持ちタイプ」。自らをこう分析するが、就任の意気込みを問うと「全力投球しますよ。課題が山積みですから。まずは、激動する入札制度への対応を一番に考えたい」と表情を一転させた。
 他産業と同じく、ビルメンテナンス業界も官公庁の予算削減等で厳しい時代。入札制度においては、役務に対する一般競争入札の導入が進むものの、現状は、依然安ければよいという価格重視の風潮だ。
 「公平性、透明性のための一般競争入札は歓迎するが、低価格受注であれば、作業能力は落ち、快適なビル環境を提供することはできない」。
 ビルメンテナンス業は一般的に軽作業との認識があるが、実際は異なるという。例えば、清掃は、洗剤の分量、効率的な作業工程の考案など作業員は現場毎に臨機応変な行動をとらなければならない。一般の人が出入りするビル内での作業のためマナーも求められる。
 協会では、従業員に対する研修等を定期的に実施しており、技術力の向上等に磨きをかけている。会長職の任期中には、このような現状を自治体へ訴え、技術力や品質、実績などで評価してもらえるよう、いち早い総合評価方式の導入を働きかけていく方針だ。
 椛謌黹rルサービスには昭和46年に入社。代表に着任してからは30年以上が経過する。社員からは「冷静沈着、仏の林田社長」と評されるそうだ。56歳。
2007.6.4掲載

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